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健康経営

健康優良法人2025(大規模法人部門)認定

健康経営とは、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することとなります。毎年10月頃、経済産業省より健康経営度調査が実施され、当社の健康経営の取り組みが評価されます。2024年に引続き、2025年も継続して健康優良法人を取得することが出来ました。
健康経営は、会社のみならず、従業員の皆様一人ひとりが健康意識を高めていくことが重要となります。従業員の皆様・労働組合代表者・健康保険組合・産業医のご意見も反映させながら、各種健康経営施策を推進して参ります。

当社の健康経営活動は2019年に初めて健康経営度調査に回答の後、毎年、回答出来た内容と出来ていない内容を精査し、少しづつですが、改善を図って参りました。
この先も継続して認定出来るよう努めて参ります。

健康経営優良法人2025認定証(大規模法人部門)

健康宣言

Astemoビジネスソリューションズ(株)は、従業員が心身ともに元気に働ける職場をめざして、2019年12年1日に健康宣言を行いました。

Astemoビジネスソリューションズ株式会社の健康経営への取組(PDF形式、423Kバイト)はこちら

健康宣言書

健康イベント

2024年5月22日から2024年6月30日までの計40日間で第4回全社ウォーキングイベントを開催致しました。
前回119名の参加から今回は約200名ほどの参加となりました。
1チーム3~5名とし全体で55チームとなり、今回は健康歩数とされる平均8,000歩を全員が達成出来るようチームで支え合うように致しました。
各拠点が分散する中での、共通の話題づくりや、チーム内でのコミュニュケーション機会の創出にも繋がっております。
表彰式については、今回もオンラインでの実施となりましたが、表彰に該当したチームの代表者からは、歩き方のコツや、苦労話、従業員や家族のことを知るきっかけになった等、色々なエピソードを頂くことが出来ました。
また、このウォーキングイベントは当社の経営幹部や管理職、業務委託先や派遣社員の方々も参加しており、普段仕事では見せない一面をお互いが知ることとなり、非常に良かったということでした。歩くことをきっかけに、運動促進にも繋がり、生活習慣病の予防にも貢献していると、当社の産業医からコメントも頂いております。2024年度もウォーキングイベントのみならず、従業員皆様の健康意識向上に向け、各種施策を実施してまいります。

CSR活動報告

各拠点の所在地にて、ボランティア清掃、地域のお祭りの警備、職場体験受け入れ等に協力しております。
環境や人づくりへの貢献とし、各都道府県・各市区町村、学校との連携を図っております。
2020年から新型コロナウィルスの感染拡大により、一部イベントの開催が中止となっておりましたが、2023年よりイベントも再開してきており、当社としても積極的に参加して参ります。
当社は清掃・警備業も推進しており、職場の皆様が安心して気持ちよく働ける環境を実現する為、「業務品質の向上」と「サービスの向上」を会社の重点方針とし、各種資格の取得や、研修を実施しております。

当社の健康経営戦略マップ

当社の各種健康経営施策と健康経営で解決したい「経営課題」を戦略マップにて図示しております。

健康経営戦略マップ(PDF形式、598Kバイト)はこちら

戦略マップに記載の通り、健康経営活動を通じ「働き甲斐の向上」「望まない欠勤・退職の防止」「仕事と家庭のバランス」この3つを重点課題として、改善と向上を図っております。

施策の効果

施策の効果表
内容 2024年度 2023年度 2022年度 2021年度 2020年度
定期健康診断後の精密検査受診率 53.5% 75.5% 38.0% 63.5% 57.3%
特定保健指導対象者の割合 15.3% 15.1% 13.6% 15.1% 17.1%
特定保健指導の実施率 15.8% 20.9% 18.9% 18.6% 4.8%
生活習慣病ハイリスク
対象者の割合
12.6% 12.4% 8.7% 10.1% 10.5%
適正体重維持者率 60.2% 60.5% 61.7% 61.7% 63.2%
喫煙率 34.6% 36.9% 37.4% 40.6% 41.8%
運動習慣者比率 28.6% 29.6% 24.4% 23.9% 23.5%
睡眠により十分な休養が
取れている人の割合
56.4% 55.6% 61.6% 58.8% 57.0%
飲酒リスク者率 11.1% 12.7% 10.2% 13.0% 12.4%
血圧リスク者率 2.0% 1.7% 0.2% 0.2% 0.3%
血糖リスクと考えられる人の割合 0.3% 0.6% 0.3% 0.2% 0.3%
糖尿病管理不良者率 0.3% 1.3% 1.4% 1.7% 0.3%
ウォーキングイベント参加者数 198名 119名 84名 59名
平均月間総労働時間
(短時間勤務者を含む)
163時間 166時間 154時間 166時間 167時間
時間外労働平均時間 15時間 17時間 16時間 16時間 19時間
平均年次有給休暇取得日数 16.5日 17.0日 17.6日 17.4日 16.0日
ストレスチェック受験率 97.8% 97.4% 97.4% 97.4% 95.0%
2024年度 定期健康診断受診率:
100%
2024年度 当社の健康経営施策についてメリットを感じている従業員の割合:
58.3%
2024年度の健康経営投資額:
1,410,000円

各種健康経営施策を実施していく中で、喫煙率の低下、飲酒習慣者比率の低下、適切な睡眠者の増加、運動習慣比率の増加、年休取得日数の増加など、少しづつですが、効果が表れてきております。
健康経営活動を通じて、意識の変化から行動の変化に至るよう、継続的な健康経営活動を推進して参ります。

安全衛生防災委員会での情報共有

月に1回の安全衛生防災委員会では、各所の労働安全衛生に関わる良い事例紹介や、労働災害撲滅に向けた具体的な取り組み(リスクアセスメント含む)等を共有しております。また、健康経営に関わる内容として、当社の課題の一つでもある特定保健指導受診率向上に向け産業医の先生より、特定保健指導の重要性と受診のお願いについてお話頂きました。
こういった機会を活用し、全社的に、労働安全衛生に関わる取り組みの強化と情報共有を図っております。

アブセンティーズム・プレゼンティーズムの改善

当社ではアブセンティーズム・プレゼンティーズムの改善に向け、メンタルヘルス不調者・休職者を削減する為に、従業員向けにストレスコーピング講座、職制向けにラインケア教育を定期開催しております。ストレスコーピング講座につきましては、自身のストレス要因を分析し、どのようにストレス要因を削減していくのか、どのようにストレス耐性を強化していくのかを学びます。ラインケア教育については、メンタルヘルス不調者の早期発見と早期のケアを実施し、休職に至る前の未然防止策を学びます。これは職制と従業員との職場環境改善にもなっております。

アブセンティーズム

心身の不調により仕事を休業または欠勤している状態

アブセンティーズムについて
項目 2024年 2023年 2022年 2021年
メンタルヘルス
休職率 ※1
0.8% 0.9% 1.2% 0.9%
メンタルヘルス
以外休職率 ※2
1.1% 0.6% 0.0% 0.6%

※1 正社員(出向受を含む)の内、メンタルヘルス不調による休職者の割合(当年度以前からの継続休職者を含む)

※2 正社員(出向受を含む)の内、メンタルヘルス不調以外の疾病による休職者の割合(当年度以前からの継続休職者を含む)

当社の健康経営の具体的な目標値として、メンタルヘルス不全による休職者を0にすることを目的としております。

プレゼンティーイズム

何らかの疾患や症状を抱えながら出勤し、業務遂行能力や生産性が低下している状態

2025年度 プレゼンティーイズム測定値:
17.9%(2025年度より実施)
測定方法:
SPQ(Single-Item Presenteeism Question 東大1項目版)を使用

ワークエンゲージメントの向上

職場のコミュニュケーション機会の創出、チームワークの醸成、改善能力の向上に向け、健康経営活動とは別に小集団活動を実施しております。各所・各部門にて1件の改善テーマを決め、半期に1回活動を取り纏め、発表会を実施しております。
また、各地区別で推薦された小集団サークルにて全社発表会を実施し、優秀サークルについては役員より表彰し、サークルのモチベーションの向上を狙っております。
活動の前後で各サークルの能力診断を実施し、チームワークや改善能力等、1ポイント向上をめざしております。

2024年度現在の当社の小集団サークル数:
17サークル
改善活動テーマ数:
1件

その他、職制と部下による1on1ミィーテイングの定期開催、期に1回の役員と従業員との方針説明会及び役員との意見交換会を実施し、風通しの良い職場の実現もねらっております。

2024年度 ワークエンゲージメントに関する肯定的回答の割合:
69.0%(2023年度 67.0%)
測定方法:
当社独自の従業員サーベイより「働きがいのある職場」「仕事のやりがい」「達成感」等の回答結果より算出

女性特有の問題に対する取り組み

2024年3月19日に「女性の健康対策」をテーマとして外部講師をお招きし研修を実施致しました。内容としては主に「女性が抱える健康問題」「女性の健康課題が与える仕事への影響」「女性の健康課題の対策」「働きやすい環境をつくる秘訣」についてとなります。研修後のアンケートでは、研修全体を通して非常に分かり易い説明であり、80%以上の方が理解出来たと回答頂きました。
参加者の割合として、男性が56%、女性が44%となり、女性の受講者から、男性にも理解して頂きたい内容が含まれており、男性に多数参加して頂いたことが良かったと感想も頂けました。
また、管理職の方についても、当研修に積極的に参加頂き、「働きやすい職場環境」のキーマンとなる方々も熱心に学んで頂きました。
女性の方々からは、研修のみならず、女性同士の意見交換会も実施したいというご意見もありました。
当社は年に1回以上、女性理解の促進の為、研修を継続的に実施しており、2024年度も研修を企画しております。

「働き方改革」の促進と表彰制度について

当社には、年に1回の表彰制度があり、各所・各部門・個人を賞する制度がございます。
健康経営活動と働き方改革は繋がる要素もあり、人事総務部門のみならず、各所・各部門が自発的に取り組んだ内容や事例を表彰しております。
2024年度は、体制見直しや多能工化による有給休暇・育児介護休暇の取得日数向上、社内コミュニケーション活性化によるワークエンゲージメント向上等を達成した4部門が表彰されました。
また、表彰基準もその時代背景に合わせ、定期的に改定を実施し、制度の運用の促進と組織開発の促進を図っております。

2024年度からは、働き方改革や健康経営として取り組んだ良い事例を全社で発表し、各拠点へ共有出来るように致しました。
昨今、従業員の健康に繋がる研修を多数実施していることもあり、「健康意識」の変化が見られるようになってきました。
本社のみならず、各拠点でも、健康に関する各種施策を自発的にを実施し、表彰されることで、健康経営についての「良いサイクル」を生み出すことに寄与しております。